外反母趾を予防する靴の選び方について
みなさんは、外反母趾という言葉を聞いたことがありますか?
女性の方の中には、外反母趾と聞くと、ドキッとなさる方もいらっしゃるのではないでしょうか。外反母趾が重症化すると激痛を感じたり、膝や腰にも影響が及んだりして、最悪の場合歩けなくなってしまうこともあるので、外反母趾に関する正しい知識を身につけておきましょう。
外反母趾について簡単に説明すると、足の親指が変形して小指側のほうに曲がってしまう状態のことを指します。
外反母趾なのかどうかを見分ける目安の一つとして、角度があります。
足の親指の角度が15度未満であれば正常な状態ですが、
それ以上ですと外反母趾ということになります。
外反母趾になってしまう原因には、大きく分けて2つあります。
先天性のものと後天性のものです。先天性のものの中には、
たとえば遺伝的なものも含まれています。
しかしながら、後天性のものに関しては、自分の努力や
工夫によって予防したり改善したりすることが可能です。
後天的な要素の一つとして挙げられるのが靴です。
中でも、靴の選び方が非常に大切です。
外反母趾になりやすい状態というのは、足先に無理がかかることです。
ですので、足先に負荷がかからない靴を選ぶといいでしょう。
たとえば、ヒールの高さが5cm以下の靴を選ぶ、足の甲の部分を
すっぽりと入る深めの靴を選ぶ、靴を履いたときに足の親指から
小指までが靴の中で圧迫されない靴を選ぶ、靴の先が極端に
狭まっているタイプの靴を避けるなどが挙げられます。